F1には無くて、インディにはあるもの、というのはこれまでにもいくつか紹介してきましたが、スポッターもそのひとつです。
スポッターとは、主にオーバルトラックにおいて、トラック全体を見渡せる高い場所からチームラジオでドライバーに様々な指示・情報を伝えるスタッフのことです。
インディカーにも後方確認用のミラーがついていますが、平均時速で350km/hを超えることもあるスピードでの走行は、ドライバーの視界を極端に狭めます。そのため周囲の状況やトラック上で起きていること ・・・ 後方から誰がどちらから ( インかアウトか ) 抜きに来ている、前方で多重事故があった、その事故はどちらに避けた方がいい ・・・ など、ピットにいるエンジニアたちには分かりづらい情報を伝える、まさにドライバーの 「 目 」 となる存在です。
また、イエローコーションが出た場合、そのコーション中のピットクローズ/オープン、コーションが解除されグリーンフラッグになるタイミングなども伝えます。
もちろんピットイン~作業中~ピットアウト時もしっかり見ているので、給油ホースが抜ける前に発進してしまったり、ピットロードでの接触事故防止にも一役買っています。
( それでも時々こういったことは起きてしまいますが。。。 )
スポッターを務める人は、元ドライバーや浪人中のドライバー、チームオーナーなどと様々です。
写真はNASCARのスタートシーン。( もともとスポッターはNASCARが発祥 )
メインスタンドの最上段 ( 屋根の上? ) にズラッと並んでいるのが各ドライバーのスポッターたちです。
・・・高所恐怖症の人には務まりません・・・。