2009年の鈴鹿で最も忙しかった人を挙げるとしたら、間違いなく佐藤琢磨はその一人に数えられることでしょう。
木曜から鈴鹿入りした琢磨選手は、鈴鹿サーキット主催の様々なイベントに参加する傍ら、自身が 「 初めて本格的な営業活動をした 」 とコメントしている通り全チームの首脳と面談、更にはF1界のボス、バーニー・エクレストンにも面会するなど、積極的に ” 佐藤琢磨 ” をアピール。

雨の金曜日も、グランドスタンドでのイベントに参加
当然、アピールしたからと言って 「 じゃあウチで乗ってよ! 」 などと言うフランクなチームが存在するわけではありませんが、アピールしないよりずっとマシだと思います。
チームによっては来季のラインナップが固まっていて、これからレギュラーシートの話を持ち出しても無理なのでは?と思ったりもしますが、そこは何が起こってもおかしくないF1の世界。手を打っておいて損をする、という事は無いはずです。
実際、今季でフェラーリを離脱するキミ・ライコネンも、シートが空きそうなチームとだけではなく、レッドブルなどレギュラーシートは決定済みと思われているチームにもアプローチを掛けているようですからね!

イベントの傍ら、各チームの首脳と面談
今年の鈴鹿で一番驚いたのは、佐藤琢磨グッズやSAF1グッズを身に纏った人の多さでした。
とある外国人メディアも 「 昨年もそうだったが、出場していない選手にこれだけの声援が集まるのは稀な事だ。なぜ日本の企業は、この異常なまでの人気を放っておくの? 」 と驚いていました。

メディアからの注目度も抜群
国内外かかわらず、これだけの人気と実力を兼ね備えたドライバーは、なかなか見当たりません。
特に今年の鈴鹿で、各チームのルーキー達の走りを目の当たりにしたのですが、お世辞にもレベルの高い走りとは言い難く、モータースポーツの最高峰であるF1には、もっと相応しいドライバーが乗るべきだという思いを強くしたのでした。
サーキットの前夜祭でも大声援を浴びる
土曜日に行われたサーキットの前夜祭では、思わず琢磨選手が声を詰まらせるほどの大声援が沸き起こりました。
「 待ってるぞ! 」 「 戻って来いよ! 」 のファンの大合唱を、琢磨選手はどのように受け止めたでしょうか。
また、鈴鹿と言えば恒例の、観戦塾前夜祭にも飛び入り参加。
突然のサプライズに、集まったファンも大喜び。
琢磨選手も、しばしの時間ファンとの歓談を楽しんでいました。

とにかくどのイベントでも、琢磨選手のファンを大切にする姿勢がとても印象的でした。そんな琢磨選手だけに、現状を忸怩たる思いで居る事も痛い程伝わってきました。
『 自分だけの力で、どうこうなるものではない 』 と前置きした上で 『 全てのチームと話はしたが、現状難しい状況は変わらない。IRLの話も同時に進める 』 と琢磨選手は語っていますが、大きく市場が動くであろう2010年のF1レギュラーシートには、まだチャンスが残っている可能性もあります。
当然琢磨選手は積極的にトライしてくれるでしょうし、琢磨選手のマネージャの手腕にも、今以上に期待したいところです。
とにかく来季はレースをする琢磨選手が見たい!
そう強く思った2009鈴鹿でした。